子育てひろば みどりのへや
川崎市麻生区にある専門職のいる子育てひろば
子育てについて

長期休み、子どもとの過ごし方

こんにちは。みどりのへやblog管理人の柏木です。

先日新年1回目の「みどりのへや」の活動を行いました。長期休み期間中のこども文化センター(児童館)には、普段は学校のため利用することが少ない小学生たちの姿がたくさん見られました。麻生こども文化センターでは、乳児室、集会室、学習室と部屋が分かれていて、主に学習室で小学生たちが各々過ごし、みどりのへやの活動は乳児室がメインで活動しています。集会室は少し広めの運動やボール遊びなどができるお部屋になり、平常時は毎週木曜の「みどりのへや」の活動時は、参加された乳幼児さん親子のために貸し切りにしてもらっています。長期休み期間中は、集会室は20分毎の交代制で、空いている枠を予約して使うというシステムに変化します。

長期休み中ということもあり、来られる乳幼児さんの親子の数は多くはありませんでしたが、上のお兄ちゃんお姉ちゃんと一緒に来たり、パパが連れてきたり、休み期間中ならではの利用をされている姿も見られました。そんな私も、今週は自分の子どもたちを連れて活動に参加しました。子どもたちも、普段小学校や幼稚園があって来られない場所に来れたという特別感もあって、お部屋にある色々なものに新鮮なまなざしを向けていました。集会室で使う遊具も借りることができ、羽子板を借りて「はねつき」でお正月気分を楽しんだりもしました(笑)。

長期休み中の子どもとの過ごし方

さて。子どもたちにとってはずっと続いてほしいであろう冬休み。でも、親にとっては家に家族が揃っている時間が増えて、ストレスやイライラが溜まってしまう方も多いのではないでしょうか?

テレビや動画、ゲームなどの時間も増えてしまったり、早寝早起きの生活リズムも不規則になりやすかったり、休みだからとだらだら過ごしてしまったりもしやすいかと思います。

家の中にいる時間が増えると、関わりも増えますが一人になれる時間は減ってしまいます。人によっては、この「一人の時間」で楽しむ時間をもったり、発散をすることで普段のイライラを調整していて、心のバランスを保つために大切な時間が少なくなる(なくなる)ことでイライラに繋がってしまうことも多いと言えます。

仕事には休みがあるけれど、子育てには休みはないのです。本当に、皆さん毎日お疲れ様です…!大変な仕事をしているお父さんお母さん達に、長期休み中の子どもとの過ごし方の工夫の一例をいくつか挙げたいと思います。

外へ出る

軽いウォーキングを兼ねて、太陽に当たりに行くだけでも気分転換になることがあります。行先は近くのコンビニでもいいですし、家族を連れて公園にでもいいですし、神社を散策したり車や電車などで遠出しても。上述したように児童館などを利用するのも良いです。日光を浴びることで、メラトニンというホルモンが分泌されて、体内時計の安定に繋がる効果も期待できます。夫婦交代で一人外出時間を作るのもよいかと思います。

親の習慣に子どもを誘ってみる

断られる場合もありますが(笑)、例えば朝の散歩だったり、庭のお手入れだったり、親が習慣として行っていることに子どもを誘ってみることも一つです。親が、子どもの面倒を見なければという「べきモード」に陥るとなかなかリラックスした時間は過ごせませんが、自分が楽しい、すっきりすることに短時間でも時間を作れると、気持ちの余裕にも大きく影響するかと思います。子どもたちにも、楽しそうな、緩んでいる親の表情をみせることで安心感を持ってもらえるかもしれません。

スケジュールを決める

だらだらしやすい休み期間中だからこそ、スケジュールを決めて行動する時間はあるとよいでしょう。一日びっちりとスケジュール化しなくても、起床時間、就寝時間、家を出る時間と行先、ゲームをやるなら時間を決めて行うなど要所をホワイトボード等に書いて見えるようにすることで分かりやすく家族が把握できるようになります。(我が家ではリビングの壁にホワイトボードコーナーをつくり、そのすぐ上に時計があり確認できるようにしています)必要に応じて、タイマーを使って遊びや活動の終わりがはっきりわかるようにすると、だらだら防止で気持ちの切り替えがしやすくなるかもしれません。

最後に

いくつか一例を書かせていただきましたが、夏休み期間中だったり、日ごろのストレスマネジメントにも取り入れてもらえるかと思います。もちろん、個別のご家庭やその人にあったイライラ解消法があると思うので、試してみたことや何かよい方法があったら是非教えてくださいね。コメント欄、随時受け付けています。

それでは、お読みいただきありがとうございました。

ABOUT ME
Kashiwagi
専門職のいる子育てひろば「みどりのへや」の代表で、臨床心理士・公認心理師。2児の母。子育て中の親と子が「自分を大切に」思える社会になるよう、居場所づくりを大事にしています。
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