「今年は暖冬」と言われた2023年の秋冬の時期。2024年の年明けを経て、とても冬らしい厳しい寒さ、空気の冷たさを感じるようになってきました。
こんな時にあがりやすいのが、「子どもをどこで遊ばせたらいいのか」の話題です。
「急に寒くなったから、外で長時間遊ぶのは厳しいと感じる」
「子どもは外に行きたがるけど、親は室内にいたい」
「寒い中ずっと外で過ごさせていて大丈夫か」
こんな意見も聞かれます。
みどりのへやの活動に参加された方でも、次のような理由で来られる方は増えています。
「急に寒くなったから、室内で遊べる児童館で遊ぼう」という選択
いつもは外遊び派だけれど、急な寒さを感じて今日はここへ来た、とのお母さんのお話を聞くことも多いです。そのお話をお聞きしながら、体調管理の面で理にかなっているなと思い、お母さん達がその日に子どもを連れて出かける場所を直感的に選択されていることが、改めてすごいなと感じました。体調管理面で理にかなっていると思った理由を述べていきます。
寒暖差で体調をくずしやすい
急に寒くなったり、暖かくなったり、朝晩は冷え込むけれど日中は厚手の上着だと汗をかくくらい…など、一日の中でも寒暖差は大きいと思います。暖冬と言われた気温から急激に寒くなると、寒さに体がついていかずに体調を崩すことも多いのです。
寒暖差のある中でなるべく体調を良好に保つためにはどうしたらよいかと言うと、じわりじわりと、寒さに体を慣らしていく必要があります。
いつも子どもを外で遊ばせているという「外遊び派」の人たちも、寒さに体が慣れてくるまでは(今日はとても外にいられないな)と肌感覚で感じた時は、外遊びの時間を一時的に少なくして、その間室内遊び場で過ごす、というのは身体に無理のない選択であるなと思います。子育てひろば「みどりのへや」も換気や消毒などの感染対策をしっかりしながら運営しているので(子育てひろばの活動時間以外のこども文化センターでも同様に対策しています)、安心して遊びにきてほしいなと感じています。
お母さん自身が無理をしない選択が一番
外遊びの際、お母さんは子どもを見守ることが多く、子どもよりも運動量はない中お外でずっと過ごすことに、体が辛いなと感じる方もいらっしゃると思います。もちろん、「寒すぎる」と感じる日には、無理して外遊びにはいかなくてもよいかと思います。
お母さんも自分の体調や体質などと相談しながら、防寒したり、児童館など室内遊び場にお子さんを連れて行って遊んだりと、自分にあった遊び場選択をしてくださいね。
寒暖差に体を慣らしていくために
少しの時間でも外の空気を吸う
寒い日は外に出ること自体億劫になりますが、20~30分ほど用事を見つけて出るだけでも子どもにとっては十分な運動になるでしょう。日中日差しが暖かい時間を選んで、児童館や子育てひろばへ行くことを目的に歩いてもいいかもしれません。
なるべく動いて体を温める
寒いと筋肉が緊張したり、血流が滞って循環が悪くなりやすいです。また、呼吸も浅くなりがち。動いて体が温まってくると、代謝があがって血流がよくなり免疫力や体力の向上が期待できます。お母さんも、呼吸が浅いなと感じたら一旦立ち止まり深く深呼吸してみたり、少しの間力を抜いてみるよう意識するとよいかもしれません。お子さんと一緒に凸凹道を歩いてみたり、追いかけっこやボール遊びしたりと一緒に体を動かすのもおすすめです。
衣服でこまめに体温調節する
外には温かい服装ででかけます。首元や足首や手首、三首を冷やさないようにしたり、寒さで頭痛などが起こりやすいようなら帽子で頭を温めるなど、対策していきましょう。子どもは外で走り回ることも多いですが、日中日差しがあり暖かい時間は、気づくと汗をかいていることもあります。時々汗をかいていないか確認しながら必要に応じて上着を脱がせたり体温調節していくとよいでしょう。屋内で遊ぶ際は、室内の温度を見ながらあまり厚着をさせすぎないようにして過ごします。
最後に
まだ冬の寒さは続きます。お子さんやお母さん自身の体調や肌感覚に合わせて、無理なく遊びの時間を過ごしてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。