皆さんは、日々の生活の中で息抜きの時間はとれていますか?
インターネットで「子育て」と合わせて検索すると、「子育て 息抜き できない」「子育て 趣味の時間ない」「子育て 趣味 諦める」といった関連ワードが多く検索されていることがうかがえました。(参考:ラッコキーワード)
子育てしていると、たしかに自分ひとりで使える自由な時間は減ってしまいます。でも、自分のやりたいこと、ほっとすること、一息つくこと、趣味の時間は、子育てしている間は諦めなければならないのでしょうか?
また、子育て中ではない人も、仕事と自分時間の両立に悩むこともありますよね。
今日はそんな、息抜き時間、自分時間について考えていきます。
自分はなにをしている時間が好き?
今の自分の状況をまずは一旦置いておいて、「自分は何をしている時間が好きか」「自分の趣味は何か」考えてみましょう。
いろいろな種類の「好きなこと」が見つかるかもしれません。例えば…
好きな場所
お気に入りのカフェ、テーマパーク、本屋さん、ジム、レストラン、飲み屋さん、夜景の見える場所、温泉、お風呂、美容院、自然の多い場所、映画館 etc…
好きなこと
散歩すること、運動すること、歌うこと、料理をすること、寝ること、本や漫画を読むこと、日記を書くこと、絵を描くこと、楽器を吹くこと、踊ること、メイクすること、食べること、おしゃれすること、SNSを見ること、動画を観ること、話すこと、人と会うこと、ガーデニング、裁縫 etc…
好きなもの
ぬいぐるみ、お気に入りの作家さんの作品、バッグや服、アクセサリー、最新のガジェット、好きなパティスリーのケーキ etc…
趣味
スポーツ、ランニング、楽器演奏、カラオケ、茶道、華道、武道、ダンス、アート鑑賞、写真、旅行、ヨガ etc…
「好きなこと」と一言で言えることも、分解してみるとこのように色々なカテゴリーに分けることができます。
さらにこの中には、制約が多いものと制約が少ないものがあると言えます。
「好きな場所」は、近い場合も遠い場合も、その場所にいかなければならないという制約が発生します。そのため、子どもと一緒に連れて行くのが難しかったり、行き返りの時間も含めて考慮する必要があり、まとまった時間を捻出できない場合は思ったように実現させるのが難しいことがあります。
「趣味」も、ものによっては長い時間を必要としたり、子どもから目を離さなければならない状況になるものが多く、「場所」と同じく制約があると言えます。家族に見ていてもらったり保育所で見てもらっている間に時間をつくるという場合もありますね。
制約が少ないものというと、「場所を比較的選ばずにできる」ことが該当するでしょうか。
自宅にいながらできること(書くことや料理など)や、「ながら」でできること(ストレッチやラジオを聴くことなど)、どこにいてもできること(散歩や観察、歌うことなど)。
まとまった時間をとれない場合でも、工夫しだいで自分が「心地よい」と思える息抜き時間を作り出すことはできます。例えば、5分間瞑想したり、呼吸したりストレッチするだけでも、意外と十分リラックスできると感じることは多いです。
「やるべき」なのか「やりたい」のかを分けて考える
上記で考えてもらったことの他にも、私たちにはたくさんの「やるべきこと」「今日しなければならないタスク」があることと思います。
意外と、「やりたい」と思っていることを掘り下げてみると「〇〇のためにやるべき」という気持ちが背景にあることも多いです。義務感やスキルアップにつながることなどは、「楽しい」「わくわく」と、「やるべき」の比率が何対何なのか、改めて考えてみてもよいかもしれません。
「楽しんでやっていたはずなのに、何だか負担に感じる…」そういった気持ちがある時には、知らず知らずのうちに「やるべき」の比重が増えて自分に負荷がかかっているかも。一度落ち着いて、自然体の自分で「楽しい」と思える行動を中心に選択し、負担があることは人に相談したり手伝ってもらうなど、分けて考えられると負荷が小さくなるかもしれません。
積極的にダラダラする時間を設ける
ここでひとつ、管理人の体験談をお話します。
2児のワーママでもある管理人は、仕事が終わってから、子ども二人をお迎えに行って、買い物をして帰り、それから夜ご飯を作って食べさせお風呂にいれて寝かしつける…
そのばたばたした時間に息切れしてしまって、ついご飯を作りながらSNSを見たり、自分がご飯を食べた後に本を読んだりスマホを見たり、そのせいで子どもたちの寝る時間が遅くなっているのではないかと悩んだ時期がありました。
なぜその時間にスマホを見たり息抜きしてしまっていたかというと、家に帰ってきた時点で体力的に「息切れ」していたのと、子どもと寝たら一緒に寝落ちしてしまうことが続いていたからです。
それをお世話になっている人に話すと「いいじゃないですか!」の返答。「え?いいの?!」と、自分で認められなかったものを認めてもらったことに不思議な気持ちになりました。なぜなら、そこにも私の「~すべき」が隠れていたから。
子どもはなるべく早く寝てもらうべき、なるべく早く食べさせるべき、やるべきことをやってから一休みするべき…
そんな沢山のべきが隠れていて、「こんな時間の使い方は本当はいけないんじゃないか」と後ろめたい気持ちになっていたのです。
しかしその人いわく、その時「自分の体調の限界を自分で感じて、自分を休ませる選択をとっていたことは、あなたにとって良いことだと思う」ということでした。
その後、業務量が落ち着いたり、睡眠時間を見直したり、体を整えたり、状況が変わってくるにしたがって、夜ご飯を作ることに集中できるようになったり、夜子どもたちが寝た後に時間を使えるなど、自分の時間の使い方もまた変化していきました。
自分の疲れ具合や調子に合わせて、積極的にダラダラする時間を設けるというのも、自分に優しい選択なのではないかと思います。
自分時間をつくって心の栄養をとろう
みじかい時間でも、ながらでもいい。「やるべき」から自由になれる自分時間をつくる考え方について話してきました。
みどりのへやblogで以前書いた『どれも本当の自分』にも通じる部分かと思います。自分が心地よくいられる時間の過ごし方について、一度立ち止まって考えてみませんか。
こちらの書籍も参考になります!(自分のダラダラ時間について、「投資」「戦略的ダラダラ」とも紹介されていて共感がもてました)
最後までお読みいただきありがとうございました。
積極的にダラダラ‥とっても大事ですね!
nekoさん、コメントありがとうございます!まさに!
ダラダラにちょっと積極的になってみると、忙しない心とちょっと距離がとれるようになるかもですね^^