子どもがいる人も、いない人も、付き合う人や居る環境、ライフステージによって、色々な自分の「顔」があると思います。今日は「自分ってどんな人だろう…」そう迷った時にお伝えしたい言葉を書いていきます。
親としての自分、お母さんとしての自分
子育て中の人を思い浮かべながら話をしていきます。
妊娠、出産を経て親になると「お母さん」としての生活が中心となり、子どもを育てる責任感があるからこそ「お母さん」としてどうあるべきか、どうありたいか…思考も自然とそんな風に変わっていき、「お母さん」としての顔で目が覚めて一日を奮闘し夜を迎える…そんな毎日を送りがちなのではないでしょうか。
ふと、
「私」ってどんな人だっけ?
どんなことが好きで、どんなことが嫌いで、
どんなことを大事に思っているんだっけ…?
そう思うタイミングがあっても、すぐにことばにできない方がいらっしゃるかもしれません。
あるいは、
「お母さん」一辺倒で必死に毎日を過ごしていて、本当の自分を生きられていない感じがする…不全感がある…
そんな方もいらっしゃるかもしれません。
妊娠、出産、子育ては、日々の暮らし方だけでなく、自分の価値観にとても大きな変化をもたらします。
懐かしい再会。その時の自分
ブログ管理人は最近、懐かしい知り合いから久しぶりに連絡をもらうことがあったり、別の懐かしい友人に偶然ばったり出会うという出来事がありました。
しかもその友人と再会したのは「みどりのへや」。お互いが「お母さん」という立場になって、知り合った当時とは住む場所も、年齢も、ライフステージも異なっていましたが、たまたま再会して話をするうちに「あの時」の空気感がよみがえってきました。
今の自分だけでなく、当時の自分に戻ったような不思議な感覚になり、ふと「お母さん」の自分を忘れて話をしている自分に気づきました。このタイミングでまた縁が繋がって嬉しいなと感じました。
皆さんも、同窓会などに参加して、当時の自分に戻ったように感じたり、童心に帰ったりと、そういった思い出はないでしょうか。
人は付き合う人や場所によって違う色々な顔がある
上のような懐かしい友人との再会もそうですし、仕事をされている方は職場での顔、ママ友と話しているときの顔、自分の趣味仲間に見せる顔、旦那さんや子どもといる時の顔などなど…それぞれ属する環境によって、違う顔を見せているのではないでしょうか。
どれが「本当の自分」か?というと、管理人は「どれも本当の自分」なんじゃないかな、と思います。どの環境にいるどの自分もそれぞれ異なる「実感」を伴う体験をしている「自分自身」だ、という風に思うからです。
人は色々な顔を持っている、これと同じような考え方に平野啓一郎氏の提唱した「分人主義」というものがあります。
たった一つの「本当の自分」が存在し、さまざまな仮面(ペルソナ)を使い分けて社会生活を営むとされる「個人主義」ではなく、対人関係や環境ごとに異なる「いくつもの自分を生きていい」と考える考え方です。
例えば、職場では忙しかったり、緊張感があるけれど背筋がしゃんと伸びるその感覚が嫌いではないと思うかもしれないし、
趣味のコミュニティで出会った仲間といる時は、趣味についての話を熱量もって話せるわくわく感を感じていると思うかもしれないし、
家族といる時にはオフモードでも居心地がいい、そんな空気が感じられ、自分も自然と体の力が抜ける感じがするかもしれない。
色々な「違う自分の顔」を持ち、「私」はここにいる、こんな風に感じている、という実感を伴った体験をすることで、「私」を俯瞰し色々な面から見ることができ、心のバランスを保てるところもあるのではないでしょうか。
「私」自身を楽しもう!
「お母さん」の立場になったとしても、色々な自分の顔をもつことで、やりたいことや自分自身を大切にして、生き生きと自分を生きていけたらいいなと思います。管理人自身もそんな自分であれるように、興味関心があること、やりたいことへのアンテナは持ち続けて、わくわくする感覚に従った行動選択をしていきたいなと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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